動画を作ってみよう

動画編集の練習としてこんなものをつくってみた.


使ったのはkdenlive 0.7.7
ubuntuだとリポジトリにppa:sunab/ppaを追加すればaptで入れることができる.

素材集め

今回は,
画像をhttp://yambi.mydns.jp/swf/Sort.htmlから,
音楽をhttp://www.voiceblog.jp/andotowa/から用意した.

gtk-recordMyDesktopなどを使えばデスクトップを動画撮影でき,それを使うこともできる.

用意した素材は作業用のフォルダを作り,そこに入れておく.

kdenliveの使い方

まずはFile->Newを選択し,Project folderを作業用のフォルダに変更する.
また,プロファイルを好きなものに変更する.
気に入ったプロファイルがなければ,Settings->Manage Project Profilesで新しいプロファイルを作成することもできる.
今回はSize: 512x384, Frame rate: 30/1のものを新しく作り使うことにした.


次に,左のProject Treeに素材をどんどんドラッグ&ドロップしていく.
あとは,下のタイムラインに素材を配置するだけで動画を作ることができる.
音や映像にEffectを付けたりTransitionで動画同士を合成することもできる.



例えば字幕のようなものを付けたかったら,Add Title Clipで背景が透明な文字画像を作り,
字幕を付けたい部分に重ねて,Transitionのadditionを付加すれば良い.



最後に,動画が完成すれば,動画ファイルとして書き出しを行う.
Renderをクリックし,エンコード方式を適当に選び,Render to Fileをクリックすればエンコードしてくれる.
ここでかなりのCPUパワーと時間が必要になるので注意.
今回は,ニコニコ動画では40MB=320メガビット以下にしないといけないという制約があり,
10分30秒の動画ということから,全体で約508Kbps以下にする必要があった.
そこで音に64Kbps,動画に440Kbps割り振ることにし,次のような設定をした.

f=mp4 acodec=libmp3lame ab=64k ar=44100 vcodec=mpeg4 minrate=0 b=440k aspect=%dar mbd=2 trellis=1 mv4=1